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自民執行部、山拓氏らに公認見送り伝える(産経新聞)

 自民党執行部は29日、今夏に行われる参院選比例代表の公認を求めていた山崎拓元副総裁(73)と保岡興治元法相(70)、片山虎之助元総務相(74)に対し、比例代表の「70歳定年制」の内規を厳格に適用するとして、公認しない方針を正式に伝えた。山崎、保岡両氏は、離党して出馬することを模索している。ただ、山崎氏には、自身が会長を務める山崎派の運営問題や、地元の選挙事情から離党を慰留する圧力が強まっており、八方ふさがりになっている。

 谷垣禎一総裁と大島理森幹事長は同日午前、山崎氏らと個別に会談し、「70歳未満の原則を厳格に適用したい」と出馬見送りを要請。その上で、山崎、片山両氏については、党の要職に就いた経歴を重視し、何らかのポストで処遇する意向を示した。

 山崎氏は会談終了後、記者団に、「私に残された政治家としての使命は何かを考えたい」と述べ、引退する考えはないと強調し、離党する可能性に改めて含みを持たせた。山崎氏は、国民新党からの出馬が取りざたされており、週明けに山崎派幹部らと協議し、最終判断に向けた調整を本格化させる。

 ただ、山崎氏が離党すれば、同派が消滅の危機に立たされるのは必至。このため、田野瀬良太郎総務会長や石原伸晃組織運動本部長ら同派関係者は、山崎氏に離党しないよう説得している。

 離党を思いとどまり、次期衆院選へ出馬することも、山崎氏自身が高齢を理由に「衆院選が行われるまでは待てない」と消極的だとされる。加えて、選挙地盤の衆院福岡2区では、後継者選びが進んでおり、「山崎氏が戻ることはできないだろう」(党幹部)との見方もある。

 一方、保岡氏も「支持者と相談して、今後の方向を判断したい」と語り、離党した上で参院選に出馬する可能性を示唆した。

 これに対し、片山氏は「党が決めたことは理解する」と執行部の対応に一定の理解を示した。周囲には、政界引退や離党はしない考えを漏らしており、当面は執行部が用意するポストで政治活動するとみられる。

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